湯元ホテルのお知らせ

すごすぎる!ーその2-

本日も朝から穏やかな一日が始まっています。ホテルの中庭にある椿の花の間を一匹の野鳥(名前分かりません。)が春の日を楽しむかのように、飛び回っています。今年はツツジが咲くのが例年より早くなるのか、もう蕾が色づき今にも開花しそうな気配を感じています。
(その1より続く)
地獄谷と言えば、この世で悪いことをした人が死後の世界で苦しみを受ける場所である、地獄をイメージする名称になっています。
雲仙温泉が嘗て仏教の修行の山であった時代には、お坊さんが信者さんを伴って地獄を巡り、この様な場所があの世にある地獄であると説明ていたそうです。ですから、地獄にも名前がつけられており、大罪を犯した人達が送られる大叫喚地獄や、悪いことを考える人達が送られる邪見地獄といった名称を持つ場所があります。(詳しくは”生きているお経”を参照してください。)
そんな地獄谷ですが、良く良く観察すると通常は生き物が生存できない、強い酸性の温泉が混入した川のすぐそばに、ツクシテンツキやカヤが生えており、そこから少し離れたところにツツジやその仲間であるシャシャンボやシロドウダンが、さらに離れた所には赤松が生えています。
これらの植物は、酸性に強い植物であり、また太陽の光が大好きな植物です。環境の良いところでは、大きな木が育つため、太陽の光が届きにくくなり、育つことが出来なくなるのです。(詳しくは https://www.shinrin-ringyou.com/shinrin_seitai/seni.php 森林・林業の学習館を参照されると良いと思います。)
つまり、地獄谷の植物を良く観察すると、時には数百年かけて形成される森の成り立ちを見ることが出来る貴重な場所であり、裸地から森林へと変化する過程いを一目で見ることが出来、まるでタイムマシンに乗っているような体験が出来るのです。(「夏休みの研究課題としては、大変面白いのでお子様連れの方は是非お越しくださいませ。」と宣伝を入れてみました。女将今日は仕事してますよ~!)ついでに書いておきますが、沼から森林への過程も雲仙温泉にある原生沼を観察することでみることが出来ます。
さて、ちょっと硬い話になりますが、全ての生命は与えられた環境に精一杯適応し生きています。自分だけが何でこんなに辛いのかと考えていらっしゃる方、それぞれの環境で精一杯生きている命を見れば、自分も頑張ってみようと思うファイトが湧いてくるかもしれませんよ。
(その3に続く)

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